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ミヤギユカリ個展「花のように」


会期 : 2023年2月10日(金)〜 18日(土)

12:30ー18:00

水・日は定休日

場所:This___2nd(This___真向かい)


作家在廊予定日:2月10日(金)・18日(土)


※Online Shop掲載期間:2023年2月24日(金)20:00〜3月5日(日)23:59まで



イラストレーターとして、アーティストとして、様々な場で活躍されるミヤギユカリさんの個展を、2年ぶりに開催いたします。




「花のように」


花や生き物は当たり前のように存在するけれど


花はそこで咲いていてくれれば、生きものたちはそこに佇んでいてくれれば


それだけで世界はしあわせに彩られるように思うんです。


水彩の滲みはまるで生きているよう、だんだん命が吹き込まれていく。


その瞬間を閉じ込めました。





ミヤギさんとはThis___ができるずっと前からグラフィックデザイナーとしてのお仕事で出会いました。


This___ショップカードにも、ミヤギさんによる優しげな手のモチーフが添えられています。


イラストレーターのお仕事とは別に、今回のような自身の個展でアーティストとして表現をされる場をつくられています。This___では2年ぶりの展示となります。


今回のThis___での展示では、凛と美しく咲く花を水彩画で表現された今までとは違う新しいタッチの作品が並びます。そして、そこに生きる動物たちも描いて頂きました。





ミヤギさんの作品を見ていると、まさに自然の中でじっと静かに佇む動物たちの気配だったり、力強く咲く花の存在を感じ取ることができ、自然が身近にあるような優しい気持ちにさせてくれます。




今回、サイズは八つ切サイズからB2サイズの大きな作品まで、様々なサイズの額装作品とポストカードが並びます。


また、今回は無垢の木で新しく制作された美しい額で額装した状態での展示販売となります。(額装の作品は全て会期終了後のお渡しとなります。予めご了承ください。)


水彩の美しい陰影で描かれた作品を、是非ゆっくりとご覧ください。

 


ーミヤギさんといえば、動物や花といったイメージがありますが最初に花や動物を描こうと思ったきっかけはなんですか?


いつからかはわからないのですが描きたいという衝動に駆られて描いています。

元々、花や動物はとても身近な存在なんです。


幼い頃からさまざまな動物を飼っていて、実家は適度に田舎なので植物や自然を身近に感じていました。

そんなことも描くきっかけになっているかもしれません。



ー 描かれる鹿や兎からパワーや生命力を感じ、花は美しさとともに力強さを感じます。

こちらは何か参考にして描かれているのですか?またミヤギさんにとって動物や花、生き物とはどういう存在でしょうか?


そう言っていただけて嬉しいです。

写真や図鑑などは動物の形を捉える上で参考にしていますが、動物たちや花を描くのに一番大切にしているのは表情です。


動物だったら魂を宿るような瞳を描けているのか、花だったら生き生きと描けているのかを大事にしています。


私にとって動物がいる、花があることが穏やかな気持ちになれるんです。


特に東京に出てきて2、3年した頃、何か足りないと気づくことがあり、大家さんに内緒で兎を飼い始めました。

その時の心が満たされたしあわせな気持ちは忘れられません。


また、花についても同様に花があると空気が浄化されたように澄んでいく感覚があるんです。


なので花や植物は絶やさないようにしています。



ー筆を大胆に使ったような、花びらの表現がとっても美しいです。こちらはどのように描かれているのですか?


基本は水彩画で垂らし込み技法で描いています。

ワトソン紙に水をたっぷり含んだ筆で描き、水彩ならではの滲みが生まれます。


毎回滲み方が変わるのでその表情を観るのが楽しみです。垂らし込みは一つとして同じ作品は生まれません。


そのことが魅力であり描いていて新鮮です。



ーThis___で初めて個展をしていただいてから

少しずつ作風に変化があるように感じられるのですが心境の変化などあったのでしょうか?


今回でThis___さんでの展示は3回目になりますね。


1回目はデジタルの花の作品、2回目は水彩で描いた鹿のみの展示でした。


その頃から徐々に描く際に用いる色が絞られていき、絞り込むことで明確に描きたいモチーフに集中するようになったと感じています。


自分の中で素直に描きたいという気持ちを大切に絵と向き合っています。



ー今回2ndでの展示に加え、新しくなったThis___にも飾らせていただき、本当に空間を美しく演出してくれる作品ばかり。展示される空間からどのようなイメージがざいますか?


2ndと新しく広いスペースになったThis___さんのエクリュ色の壁面は静かで大きな広がりを感じています。


This___さんで置かれた作品たちがどのような空間になるのか今からワクワクドキドキしています。



ーThis___のお客様へメッセージをお願いします。


今まで、生き物たちを中心に描いている中、昨年から温めてきたモノクロームの花の作品をやっとお披露目です。


お客様がどのようにご覧になり受け取っていただけるのか、お話できることを楽しみにしています。

 

profile

栃木県生まれ

東京デザイン専門学校卒業。

おもちゃ会社入社。

その後セツ・モードセミナーで絵を学ぶ。

イラストレーターとして活動する一方、近年は自然や動植物をテーマに作家活動をしている。




 

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