__ito__ 2023 Exhibition
12:30-18:00(会期中休みなし)
※9月24日(土)11:00〜インスタライブ(予定)
▶︎こちらのExhibitionは受注会です。お渡しは2023年4月中のお渡しとなります。
(一点ものの限定のお洋服の販売や、アクセサリーやバッグなど一部即売のものあり)
▶︎10/1(土)~10/8(土)までオンラインショップでの受注・販売
ブランドデビューからThis___にてExhibitionを開催し、毎年どんどん進化し続ける_ito_。
生まれ変わったThis___の空間で、新たなコレクションのお披露目となります。
デザイナーの門井里緒が拠点を群馬県桐生市に移してから3年経つ今、自然を身近に感じる環境から受ける影響や、その土地で生活することで高まる彼女の感性を、美しく表現されたExhibitionでご覧いただけます。
【_ito_ 2023 Spring Summer/Fall Winter】
今回のコレクションでは、彼女が拠点としている桐生の自然が大きく影響している。
桐生と東京を行き来する中で、自然と都心という相反する環境の中で、身につけても境目のないお洋服を作りたいと制作された中の一つのお洋服は、昔ながらの農作業の服装から着想を得たという。
そのまま草木や土をいじれる服装が、都心でも美しく切れるようなシームレスさを表現しています。
そして彼女の作品の中でもアイコンである書。
取り入れ始めたのは、柄に変わるようなアクセントを、誰が身につけてもニュートラルでいれるようなものにしたい、というところから表現されたもの。
お洋服に向かって本当に書を書くように、実際に彼女が筆で一着一着丁寧に嗜めた文字は、着る人にとっても特別なものとなるでしょう。
この受注アイテムの他にも、昨年同様メンズのシャツやユニセックスのニットの受注、即売のアクセサリーとバッグの販売も予定しております。
期間中、デザイナーの門井里緒も店頭にて直接ご説明などさせていただきますので、是非色々と制作の話など聞いてみてください。
【デザイナーより】
自然の近くに身を置くようになってから数年が経ち日々の作業も、過ごす場面も、広がった。
身を正して凛と臨む作業もあれば土を、葉を、手触る作業もある。
都心で過ごす場面もあれば自然の中で過ごす場面もある。
どちらの作業でも、どちらの場面でも垣根無くシームレスに纏える服。
そんな服をイメージして制作したお洋服たちになります。
今回、私たちも桐生に訪れ、
りおさんにたくさんの素敵な場所に連れて行ってもらいました。
周りは山に囲まれ、古い町でありながらも、昔からあるお店と若い世代が営む新しいお店が共存しているような。
一瞬で桐生の魅力に引き込まれました。
_ito_
designer / 門井里緒
ー初期のコレクションから見ていて、印象もどんどん変わっていっている感じがしますが、桐生に移住した影響は大きいですか?
自分では大きく変化している実感はあまりなかったのですが、移住して環境が変わったことは物作りに大きく影響していると思います。
自然が身近になったのでそこから受けるインスピレーションは多いですし、工場さんなど物作りの相談を出来る人達が近くに沢山居てくれるのは大きいですね。
ー東京と桐生での生活の変化はありますか?
東京に居た頃は自然が身近にあまり無かったり、友人とは予定を決めて会うことが多かったですが、桐生へ来てからは自然は身近な存在になり街へ出れば誰かと会える事が多くなりました。
素敵なお店も沢山ありますが、どこへ行っても名前で呼び合うようなアットホームさがあったり、年齢の垣根も無いので20代〜70代の方まで、気さくに話したり遊んだりして頂いています。
それぞれ自立しながらお互い気にかけ合うような心地良い距離感が、製作とプライベートのバランスに良い影響を与えてくれています。
ー旦那さんの大小さんと本当に仲がいい印象。大小さんとの日々の関係性やお互いの仕事で影響されることなどあれば教えてください。 夫は家族であり恋人であり親友でもある存在。
お互い洋服のデザイナーと職種は同じですが好きな物やテイストが全然違うので、相談に乗り合えるけれどお互いの世界を侵すことなく一定の距離を持って尊重し合えている気がします。
出会う物や人の領域が少しずつ異なるので、それらを共有し合う事で仕事でも私生活でも視点が広がっていると思います。
ーりおさんが普段着ている服と__ito__のお洋服の違いはありますか?
普段__ito__のお洋服も勿論愛用しているのですが、割と色々なテイストの服を着ていますね。_ito__の服との違いはあまり意識していなくて、様々な服を着る事で感じた事や発見が、常に次のものづくりへのヒントになっている様に思います。
こういう着心地は安心感があるな とか、このスタイリングの仕方は新しいバランスだな、など。
そういう小さな気付きを日々積み重ねています。
ー__ito__のお洋服作りで大事にしていること。自分の手で縫い、書き、染める事へのこだわりは?
__ito__はお客様との繋がりを大切にしながら、自身の手と目の行き届く範囲で展開していきたいと始めた活動です。
世の中には様々な機能を携えた素敵なお洋服が沢山ありますが、そんな中で自分が作る意味を考えた時に、感情に触れる服を作りたいと思いました。
自分の手で縫うこと、一点ずつ筆を入れたり染めたりすること。
それらは__ito__が大量生産と一点物の間の様なバランスのお洋服である為の方法だと思っています。
ー桐生の作り手さんたちとはどのように繋がっていかれてるんですか?
紹介されて出会っていくことが多いですね。そこからまた繋がっていったり。
「こういう物を作れる人居ませんか?」と探して紹介されるというよりも出会ってみたら「こういう物を作れちゃう人なんです」と後から知る、みたいな事が多いです。
ー__ito__のお洋服に、その作り手さんの素材を使うときは、デザインはどう考えるんですか?
知り合って、「こんなことができるんだなぁ」とか「この方と何か一緒に作ってみたいなぁ」などと思ってから、じゃあそれを良い形でお客様に見て頂くにはどんなデザインにしたら良いかなと考え始めます。
自分に100%寄せて頂くというよりも、お互いの要素が半分ずつ組み合わさった、コラボレーションの様な形でご一緒出来ると良いなという発想から出発する事が多いですね。
designer / 門井里緒
KINFOLKとACTUSが共同ローンチしたブランド「Ouur」の全デザインを担当。
その後糸から拘る日本ブランドATONを経て2018年夏より独立。
2019年、制作の拠点を東京から群馬県桐生市へ移し、桐生で出会った素材や作り手、
景色など様々な角度からインスピレーションを得つつ、シンプルかつ美しい、
どこにもない存在感のある洋服たちを制作。
フリーランスのデザイナーとしてのものづくりと_ito_のものづくりを展開。
_ito_
素材やシルエットの良さや着る着心地はもちろん、
自分らしさを纏うことの心地よさを大切にしたい。
纏うことで魅力を引き立てる、暮らしのシーンを詩的な空間へと変える洋服を制作。
アイテムは受注販売と即売のアイテムがあり、受注のお洋服はオーダーを受けた
お一人お一人の顔を思い浮かべながらデザイナー自らがお仕立てしていきます。
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